「けっ・・・消して!!」
「やーだ。」
「ダメダメ。絶対これはダメ。」
「・・・・・・嫌。」
見事にバラバラだが、答えは同じ。
そ、そんなっ・・・・・・・・・
内心大慌てしつつも、何とか画像を残すまいとして口を開く。
「で、でも、私の写真を他の人に見られたら・・・・・・」
「別に、親友の写真見られても、困ること無いし?」
うっ・・・・・・・・・
"親友"というワードに言葉が詰まる。
状況的にはダメなのだろうが、うっかり喜んでしまった。
「つか、周りに見せびらかしてい!?」
「やだ!!」
「ガーン………」
「あぁーあ。ここまで拒否られたことないからへこんじゃったよ…」
「馬鹿だろ。」
とんでもないことを言い出す相沢くんに私は即答で却下する。
したらなんだか今にもサラサラと砂化しそうなくらいに悲惨な顔で微動だにしない。
あ、あんなどアップをほかの人に見られるなんて……ぜ、絶対嫌!

