………たんだけど。
「やーっぱ太陽には影しょってる方が似合ってるわ。」
かわいそうなくらいさっぱりと茜ちゃんが言ったのに対してこれまた如月君は淡々と「同意」なんて言っている。
「………よ、よかったのかな…一人にして…
四人分もジュース持てないんじゃないかな……」
「あー大丈夫大丈夫。
つか、あいつ蕾といるとき妙に浮だってて見ててうざいくらいだから、たまには離れさせてやんないと。」
そのうち蕾から離れなくなったりしてね、
なんていう茜ちゃんに慌てて拒否する私を知ってか知らずか、如月君はすでにさっきとったラムネを食べている。
………ぺロリとラムネの粉の付いた指をなめた如月君に、奥のカウンターから悲鳴が聞こえたのは、聞き流しておいて。
「………や、やっぱり私相沢くんのところに行ってくる…!」
「え、あ、蕾……!」
茜ちゃんの声を振り切って行く私に
「あぁーあ、いっちゃった。」
「俺も行……。」
「かんでいい。」
茜ちゃんが盛大なため息をついたことは、全く気付かない私は金髪の後姿に慌てて追った。
「やーっぱ太陽には影しょってる方が似合ってるわ。」
かわいそうなくらいさっぱりと茜ちゃんが言ったのに対してこれまた如月君は淡々と「同意」なんて言っている。
「………よ、よかったのかな…一人にして…
四人分もジュース持てないんじゃないかな……」
「あー大丈夫大丈夫。
つか、あいつ蕾といるとき妙に浮だってて見ててうざいくらいだから、たまには離れさせてやんないと。」
そのうち蕾から離れなくなったりしてね、
なんていう茜ちゃんに慌てて拒否する私を知ってか知らずか、如月君はすでにさっきとったラムネを食べている。
………ぺロリとラムネの粉の付いた指をなめた如月君に、奥のカウンターから悲鳴が聞こえたのは、聞き流しておいて。
「………や、やっぱり私相沢くんのところに行ってくる…!」
「え、あ、蕾……!」
茜ちゃんの声を振り切って行く私に
「あぁーあ、いっちゃった。」
「俺も行……。」
「かんでいい。」
茜ちゃんが盛大なため息をついたことは、全く気付かない私は金髪の後姿に慌てて追った。

