「じゃあ、まず7人の小人ー……ってお前らが!?」
「んだよ、なんか文句あるのか?」
「俺ら、見てまんま小人じゃねぇか!」
「実は俺、ハイホーでカラオケ92点とったかんな!」
太陽君の言葉に、ちらりと見てみると。
……思わず噴き出しそうになった。
手を挙げていたのはちょうど7人。
……それが全員、背が高くてがっしりした男の人で。
お世辞にも"小人"には見えない。
「あぁ……うん、まぁいいけどさ……ちなみにハイホーは音響になんとかしてもらうから歌とかねぇよー」
「なんだと!?」
太陽くんの言葉に一人驚きの声を上げる。
それにクラス全体に笑いが広がったところで、私は先ほどの7人の名前をカツカツと書いて行く。
………そしたら。
「あっ!」
「!?」
突然太陽くんがすぐ後ろで声を上げたために、びっくりして体が跳ねてしまった。

