他愛もない話しをしてると、 ホテルにはあっという間に着いていた。 タクシーから降りる俺たち。 目の前には大きいホテル。 「美奈、ここに泊まるの!?」 「うん、そうだよ。 ここ、前に撮影で来たときにいつか優貴と来たいって思ってたとこなの。」 両脇にヤシの木がたくさん並んでいる。 後ろを振り向けば海。 美奈と優貴を先頭にしてホテルに入っていく俺たち。 入ったとたんにため息がでる。 すごい。 うん、すごいでしょ。 こんなホテル、普通泊まんないだろ。 福引の力ってこんなに強いっけ?