赤い愉楽

パーン




その時銃声が波の寄せては返す音の
合間から聞こえた。

一瞬立ち止まり目をつぶる怜奈。


「忘れない」


ぽつりとつぶやいた怜奈は
また涙を拭いて歩き始めた。



新しい人生を
生きていくために。






<了>