赤い愉楽

そしてクドーは怜奈の口をふさいでいた
ガムテープをゆっくりと剥いでいく。


口元に薄笑いを浮かべながら


ゆっくり


ゆっくりと。


クドーがガムテープを
剥ぎ取った瞬間



思わず漏れる怜奈の喘ぎ声。



ガムテープが取れて


露わになった怜奈の顔を
品定めするかのように見つめるクドー。


クドーは左腕のタトゥーを摩りながら
上唇を少し舐めた。


「お前はワタヌキの知り合いなのか?


なぜあのバーの殺人を嗅ぎまわるんだ?」