赤い愉楽

平野は奥田をじっと見つめる。


「奥田さん。真実は一つなんですよ。


すべてをさらけ出して怜奈さんに
ぶつかってみてはどうですか?


私には奥田さんが逃げているように
見えるんですけどね。


すべて自分が抱えて
死んでいくなんて言ってましたが


私にはふられるのが怖くて
逃げている姿にしか見えませんでしたよ。


じゃあ…失礼します」