赤い愉楽

皆があっけにとられる中


部屋を出て行こうとする平野を
鬼軍曹が呼びとめる。


「おい!俺たちを逮捕しないのか?
本当にいいのか?」


「私が逮捕したかったのは
不正に臓器を売買する殺人鬼ワタヌキです。


場末のバーで起きた殺人になんか
私は興味ありません。


まあ…自首する気があるなら
身支度を整えて


明日にでも署に来なさい」