赤い愉楽

「愛してる」


エミが指を開いていく。


小指。



薬指。



「エミ何やってんだよ!
手を放すな!放さないでくれ!」



血を吐くように僕は叫ぶが
エミはゆっくりと首を振る。




「あなたと知り合えて
私は幸せだった」