赤い愉楽

冷たい風が部屋に吹き込み
僕の頬をなでていく。



「その部屋の中は奈落。
数10メートルはある深い穴になっている。


つまりゴミはゴミ箱に
捨てましょうってことだ」



ワタヌキは部屋に転がっていた椅子を
奈落に放り込んだ。


数秒後のクラッシュ音が
その穴がどれだけ深いかを物語る。