野上くんもなんか言ってやってよ! 「まぁな。」 「な、なによぉ!!」 あたしは怒りのあまり立ち上がってしまった。 「まぁまぁ、ほら。祝福を祝って、線香花火でもやりません?」 澪はそう言って あまりものの線香花火をちらちらさせた。 「もっと派手なの残ってないの?」 「ごっめぇん、それはうちらで全部やっちゃった。」 「ねぇ~」とかいって 澪は祐磨にニコっと笑いかけた。 デレデレな祐磨をみて あたしもなんだか笑顔がこぼれた。 「ま、いっか。」