あっという間に昼休み...。 「はぁ~…。」 「どした?昼飯行かねーの?」 チャイムが鳴りやんでも 席を離れないあたしの顔を 弘斗は心配そうにのぞきこんだ。 「ごめん...。いまそうゆう気分じゃないんだ...。」 「なに明花ー?具合悪いの~?」 澪もあたしを不審に思って、 駆け寄ってくれた。 「ううん。大丈夫だから。先行ってて。」 無理やり見せる笑みに、 澪は気づいたはずだけど 「そう?じゃ。」 澪はわざと『騙されたふり』をしてくれた。