着いた先には、美人な人。 「えーっと、間宮さん?」 「は、はい!」 資料を見ながら聞かれて慌てて返す。 「ふむ……おっちょこちょいの天然、ってところかしら。」 「…社長。」 「あら、独り言よ。」 ふふっ、と笑う社長とそれを睨む幸太郎くん。 なんでこんなに親しそうなの? 「あ、この人、俺の母さんの姉だから。もうばば「殴られたいのかしら?」 あー、そういうこと。 納得、と胸をなで下ろす。 だって、幸太郎くんのせいで取消になりそうなんだもん。