きらりがうらやましくて、そんなふうに思う自分が嫌で、どうしていいかわからなかった。


いけないことだと思ってた。


でも、正兄も竜兄もそれでいいって、気持ちを認めてくれた。


それだけで、すごく心が軽くなる。


うらやましくていいんだ。

それでいいんだ。


「私、きらりの事うらやましくて、大好き。」


「うん、私も奈津美の事うらやましくて、大好き。」


なんだかうれしい。


きらりが私の事、うらやましく思ってたなんて、なんかうれしくてくすぐったい。


これも正兄、竜兄のおかげか。


シスコンの兄たちだけど、感謝しなきゃ、と思ったけど、


「やっぱ、ミニスカートは譲れねぇな。」


「だから正兄、ミニスカートで遊園地はまずいって。」


「私はミニスカートに賛成ですよ。
ミニスカートにニーハイはいて、絶対領域やりましょう。」


「お、わかってんじゃん、きらり。
いいなそれ。」


今、感動してたのに。


私をおいて、三人は遊園地デート服で、盛り上がっていた。


ミニスカートは、はかないからね。