「そんなわけない。」


よし、奈津美の返事はもらったし、どこ行こう。


呆れた目を向ける皆川さんに手をふり、歩き始めた。


テニスをすすめる学校事や、どうなるかわからない沢井の事、考える事はあるけど、1人で考えないで、奈津美に話してみよう。


これからずっと一緒にいるのだから。


中学生3年間の手紙とは違い、話し合う事ができるのだから。


考えてみたらなんて幸せなんだろう。


手紙だけで話せず、ただ見ているだけだった毎日。


今、奈津美は隣にいるのだから。


「どうしたの?」


黙って歩く俺を不思議に思ったのか、軽く首をまげて聞いてくる。


隣にいて、話すことができる。


「奈津美、好き。」


「な、な、な、な。」


お、びっくりしてるしてる。


いくらでも伝えるから、覚悟して奈津美。













end