「きらりはなんでそんな事言わせたの?」


「だってね奈津美、なんでケイタイの名前本人のを登録しないの?
ケイタイの登録したの人に見せる?
万が一にも見るきかいあるのって親しい人よね。
家族とかさ。
その人たちに見せたくないのって、結局ろくなもんじゃないのよ。」


あぁ、まぁ、そうだよな。


そういう事だよな。


「えっと?」


奈津美はまだわからないみたいだ。


「例えば、不倫とかよ奈津美。」


皆川さんの言葉にびっくりして、口があいてしまってる。


奈津美には想像もつかなかったんだろうな。


「そ、それで、どうなるの?」


「さぁ、知らないわ。
あとは姉妹の問題でしょう。
もともと私たちには関係ない話だったんだから。
あー、疲れた。
私もう帰るわ。
奈津美はどうするの?」


「奈津美はもちろん俺とデート。」


奈津美の腰に手をやり、ベンチから立たせる。



「じゃ、皆川さん。
奈津美行こう。」


「え、えっ。
き、きらり。」


「俺とデートイヤ?」


俺よりきらりを気にする奈津美に少しムカついて、わざと耳元でささやいてみる。