颯太はまたあたしの手を取り、帰り道を行く。 颯太、あたし分かった。 曖昧だったこの気持ち、分かったの。 さっきから‥‥‥‥‥ ううん、今日ずっと、 すごく、どきどきしてて、 心臓が、息が出来ないほどはやく、鼓動を打ってる。 これ、ぜんぶ、 ――――あなたが、