認めないっ!!

「え、え、え!?同居人って男なの!?」

私は自分の下着姿を男に見られても何とも思わなかった。それよりも同居人が男ということにショックを受けた。

「そうだけど…。まさか同居人が女なんて聞いてないよ」

どうやらこちらさんも状況を掴めていないらしい。顔が悲痛に歪んでいる。

「男と一緒なんて嫌よー!!私の青春を返して!!」

「それはこっちの台詞だ!!俺だって女なんてまっぴらだよ」

私達の意見は一致している。直談判するしかないな、これ。私達は学園長に抗議しに学園長室に向かった。

「学園長!!」

「同居人に異議あり!!」

するとゆったりと高級そうな椅子に座っていた学園長が、待っていましたとばかりに微笑んだ。