認めないっ!!

身だしなみ整えなくちゃね。まずはシャワーを浴びよう。

私の寮はホテルのスウィートみたいに広くて立派である。浴室もまた然り。白を基調とした上品な造りになっている。

カン、とボタンを押してシャワーを出す。お風呂大好き。泡が私を包み込んで、私を綺麗にしてくれる。

気分も良くなって浴室から出た。柔らかいタオルで体を拭いて、下着を着て、キャミソールを被ろうとした時。

カチャリ、と浴室のドアが開いた。

入って来たのは、私と同い年くらいの男。そう、男!!

普通の男女ならここで、キャー痴漢!!とか、わーごめん!!とかなって、ラブハプニングになるんだろうけど私達の場合は違った。

「うぎゃー!!お、男!!」

「ええー!?お、女!?」

私は全く色気のない叫び声を上げたのだった。