「おはようバカ」


バシッ!


「いったい!!なにすんねん!!」


あたしは殴られた頭を抑えて殴った奴を睨む。


「ポケーッと歩いとうからやろ?バカ夏樹」


「だからって殴ることないやんか!!アホ雅也」


あたしも負けじと言い返す。


「生憎、おまえより頭えぇから」


むっかつくーー!!!!


「成績の話しとんちゃうわ!!ホンマ、アンタとしゃべっとたら腹立ってくるわ!!」