離縁なんて、オレもしたくない。


でも、いずれしなくちゃいけないんだ。

きっと紫音は、それを悩んでいるんだと思う。



「なぁ。紫音。
紫音は、オレとじゃあ壁がいっぱいあるからってイヤになったりしないか??」


「しないよ。
あたし、陽太くんのコト、大好きだもん。
何があっても離れたりしないよ。」