【完】俺と妹。~偽りの兄妹~





「お母さんにとっても、紫音は、世界に一人だけの大事な娘だからね。
じゃあね……」



「うんっ☆
お母さん。大好きだよ……!!」



その紫音の言葉に母さんは、返事をせずに家に帰って行った……。




「お兄ちゃぁん……うぅっ……離縁なんてしたくないよぉ……でもぉ……ぐすっ……」



紫音が久しぶりにオレのコトをお兄ちゃんと呼んで、抱きついてきた。