「でね。 紫音は、ホントの恋人になりたいわよね??」 「うんっ!!!」 紫音の返事を聞くと、母さんはニコッと微笑んだ。 「それでね、紫音。 ホントの恋人になるっていうのは、どんなコトか分かる??」 「兄妹としてじゃなくて、他人として付き合うってコト……??」 「そう」