何でこんなとこに連れてくんの?

ってか、ここで何やんの?

奏太くんワケ分かんないよ…。


「よぉ…。奏太…。」


屋上の奥の方から声がする。

声がする方を見てみると…。

そこには、学校1サボリの


小室 椿くんが!!


「奏太。その子は?」


椿くんが、不思議そうに見ている。
奏太くんは、当たり前のように、


「あぁ。
この子は、紫音ちゃん。」


私のことを紹介する。


でも、椿くんは、興味がなさそうに、


「へぇ、今日は、よろしくね」


と、挨拶をした。