「もう何回も考えたんだ。もう紫音にも、オレの気持ち、伝えたし…。」 そっか。 あたしのせいなのかな…? 「じ、じゃあさ、あたしの気持ちが分かるまで待って?いいでしょ?」 また、ワガママ言っちゃってる。 あたしって、ダメだなぁ…。 「あぁ。 ただ、お前が書類持ってて、くんねーか?オレが持ってると、待ちきれなくなって、出しに行っちゃいそうだから。」 えぇ? 良いの? ホントに? 「う、うん!! ありがと。お兄ちゃん!!」