さっきの男たちが、ついてこられないぐらいのところまで来ると…。


樹くんは、あたしの手を離した。


「あっ。ゴメン!!紫音ちゃん。」


「う、ううん。
ごめんね。樹くん。あたしのせいで…。こんなコトになっちゃって」


ふと、樹くんの方を見てみると、

所々血が出ていたり、傷が出来ていたり…。


全部、あたしのせいだよね…。


許して貰えるわけないよね…。