「もう、やだな」

そう思いながら、家を出ると、
目の前にクラスメートの沖田 友也くんが立っていて、

「ちょっと来てくんない?」

と、言われ、腕を捕まれた。

そして、その勢い流されて、あたしは友也くんについて行った。

友也くんについて行くと…。
そこは、狭い路地だった。あたしは、少し怖くなってきて、友也くんに聞いた。
「ね、ねぇ、友也くん。」

友也くんを呼んでみる。
でも…。

「……。」

返事は無い。
何をここでするの?ねぇ、答えてよ…。友也くん…。