だから……。
だから……。
夢花さんに引き取って欲しいの。
お願い!!!」
あたし。
そんな凄いことなんてしてないのに。
いいのかな……?!
あたしなんかが、親友の子を育てても。
でも。
あたしを信じてそう言ってくれるなら。
頑張ろっかな。
「はい。
分かりました。」
「ありがとうっっ!!
助かりましたっっ!!
それで……夢花さんには、紫音を引き取ってもらうんだけど……いい!?」
「は……はいっっ!!」
紫音ちゃんか……。
紫歩さんが、連れてきた紫音ちゃんを見ると。
ホントに紫乃にそっくりで。
紫乃の生まれ変わりみたいだった。