小さいなりに、オレは真面目だった。


「良かったぁ……樹くん、なかなか帰ってきてくれないんだもん」


可愛い……な。


ホント、可愛い……。


「紫音ちゃん☆
ずっと、ずーっと大好きだからね??」


「うんっっ!!
あたしも……大好き!!」



この小さな小さな、約束。


きっと、もう、君は。


覚えてなんか、無いんだろう。


でも。


オレにとっては。


初めてした、本気の本気の恋だから。


今でも、心の中にきちんと刻み込まれているんだ……。








☆番外編☆その7☆
fin.