「おーい!!
紫音ちゃんっっ!!
元気ぃ??」


やっと、学校が終わって。


未だに慣れない、重いランドセルを背負いながら、家の庭で遊んでる紫音ちゃんに声を掛けた。


「うぅっ……い、樹くん!!
会いたかったよぉ……!!」


そう泣きそうになりながら、オレの元に駆け寄ってくる紫音ちゃん。


「ねぇ!!樹くん!!
あたしのコト……キライになっちゃったぁ??」


へっ??


キライに……??


「キライなんかじゃないよ??
オレ、紫音ちゃん、大好きだ。」