【完】俺と妹。~偽りの兄妹~




「あぁ……。
琴音ちゃんがいいって言うな……」



言い終わらないうちに、琴音ちゃんに唇を塞がれた。



琴音ちゃんの顔を見てみると……真っ赤だ。



「いいに決まってるでしょ!!!
樹くんが、大好きなんだもん!!!」



「へっっ????」


あまりにも、意外すぎる進展にオレは、つい素っ頓狂な声をあげた。



「オレも……好きだからな。
離してやんねぇよ??」



「あたしも………離れたりしない!!」