【完】俺と妹。~偽りの兄妹~




「あっ。
ごめん……‥」



琴音ちゃんの体から腕を離すと。



「ううん。
樹くんは、悪くないよ。
ごめんね…」



琴音ちゃんのそんなかわいい姿に耐えられず、オレはそっと琴音ちゃんの唇を奪った。



「んっ………はぁ……んん……」



こんなコトするなんて。



ダメな男だよな。



好きな人が、泣いてるときにこんなコトをするなんて。



でも、止められなくて。



いつの間にか、琴音ちゃんをソファーに押し倒していた。



「い…つき……く……んんっ……やめて……」



ダメだ。



止めないと。