【完】俺と妹。~偽りの兄妹~




式が始まって、ふと隣の席を見てみると。



琴音ちゃん……!!


少し緊張したけど、勇気を振り絞って、声を掛けた。



「紫音ちゃんの友達だよね??」



琴音ちゃんは、急に話しかけられて驚いているのか



「あっ、は、はいっ!!
そうですっ!!
黒澤 琴音です!!!」



「そうなんだ。
オレは、陽太と紫音ちゃんの幼なじみの森 樹。
よろしくね。
琴音ちゃん。」



「あっ。
あなたが、樹くんなんですか!!
紫音からよく聞いてます!!
よろしくお願いします☆」