その女の子は、紫音ちゃんの親友みたいで。



紫音ちゃんと何やら楽しそうに話している。



ドキッ………。



普段、女の子を見ても、ドキッとはしないオレにとって、何だか新鮮な感じがした。



その子のコトが気になって、しょうがなかったオレは、陽太にこう聞いた。



「なぁ。陽太。
あの子ダレ??」



その時は、ただの興味本位に過ぎなかった。



後々、こんな関係になるとは思いもせずに………。