気づくと、いつの間にか空は、夕焼けになっていた。 結局、一日中紫音に連れ回されたから、心身共に疲れてしまった。 「ねぇ。 最後に、観覧車乗らない??」 観覧車か……。 激しく動くもんでもないしな……。 「いいよ。 乗るか。」 そう言うと、またまたはしゃぎ出す紫音。 一体、どんぐらい体力残ってるんだよ。 って、聞いてみたくなるぐらいに。