神父さんのもとへと着く……。 「では、指輪の交換を」 優しそうに言う神父さんに従って、あたしと陽太くんはお互いの左手の薬指へ指輪をはめる。 「新郎・村上 陽太は、音崎 紫音を生涯の伴侶とし、幸せにすることを誓いますか??」 「誓います。」 神父さんの問いに、はっきりと陽太くんは答えた。 「新婦・音崎 紫音は、村上 陽太を伴侶とし、愛することを誓いますか??」