ふと、席の方を見てみると。 琴音や、樹くん、そして、大学の沢山の友達が居た。 そして、端の方には、涙ぐんでいるお母さんの姿がある。 あたしたちのコトを祝ってくれている全ての人一人一人に心の中で ありがとう。 ありがとう。 と、呟きながらあたしは、陽太くんと一緒に神父さんのもとへとゆっくりゆっくりと歩いてゆく。