「良かった。ぴったりで。
急いで作って貰ったから、合わないかと思ってたんだ。」



陽太くん……。



あたしのためにこんなキレイな指輪……。


買ってくれたんだね。



嬉しい……。



「あ……りがと……ぐすっ……うれ……しい……うぅっ……」



余りの嬉しさについ涙が零れた。



陽太くんは、そんなあたしの涙をそっと指で拭ってから、こう言った。