「もぉ、陽太くん!! 昨日、あれほど言ったのにキスするからだよ!!」 紫音の熱が下がって、代わりにオレが寝込んでしまった。 でも、今は幸せだ……。 こうして、ブツブツ言いながらも、紫音が看病してくれてるから。 「紫音。 もっと優しくして。 病人なんだからさ。」 そう言うと、紫音は真っ赤に頬を染めて 「病人になっちゃったのは、陽太くんがキスするからでしょ!! もう看病しないよ!?」