[陽太サイド] ガチャっ。 家に帰ってみると。 紫音が、樹とキスしていた。 しかも、受け入れている。 何なんだよ。 オレなんて、紫音にとってはただの遊びだったのか?? 「なぁんだ。 そういうことか。」 つい、心にも無いことを口に出してしまう。 そのとたん、紫音の表情が曇っていき、ポロポロと涙を流し始めた。