冬の街は、もうクリスマス一色だった。

クリスマスまで、あと一週間だからかな。イルミネーションがとっても綺麗だった。

「あ、これいいんじゃない??似合いそう!!」

「そうかな。じゃあ、ちょっと試着してくる。」

「わー、似合う似合う!!」

「じゃあこれにする。」

レンといると、楽しくって時が経つのも忘れてしまう。

それに、レンといると、まわりの目も痛い。

「あの人、カッコイイーー!!」

「きゃー!!イケメン!!」

なんて黄色い声と同時に

「隣の子誰よ。モデルとかだったらわかるけど、まだガキンチョじゃない!」

なんていった、中傷的な声もガンガン耳に入ってくる。

それが、ちょっと辛かったりする。