君の瞳にカンパイ

「…うん、ちょっとコゲてるけど美味しい!初めて作ったの?」


「うん。調理実習とか以外で、だけど。」


「初めてにしては、上出来よ!偉い、偉い。」


そう言って、俺の頭を撫でる。
…やっぱ、ペットみたいだ。


「華乃には、やっぱ叶わないけどな。」


いつ見ても、綺麗で美味しいお弁当。


「そんな事無いわよ!とっても美味しい。…ありがと。」


そう言って、華乃は笑った。
今日は、なんだか素直だな。


俺もつられて笑顔になった。


「あ、もしかして、昨日早く帰ったの、この為?」


「実は、そうなんだ。材料買いに行って、本屋でお弁当にメニューみて、オカズ考えて…。」


「そうなんだ!もしかしたら、女の子と遊んでるんじゃないかって心配しちゃったわよ。いらない心配だったってわけね。…あ、別に、信じてないわけじゃなくて…その…。」


華乃は、モジモジして、モゴモゴしながら言った。