君の瞳にカンパイ

“ちゃんと言葉にしてやってくださいまし”


…そういえば、華乃に、一度も好きと言って無い。


華乃にも、直接好きだと言われた訳じゃない。
人づてで…俺と、接点を持ちたいって思ってたって。


“好き”って言葉は、うやむやにしたままで。


…俺と華乃は、今…どうゆう関係なんだろう?



「恋人、じゃないのか?」


友人、カズに相談したら、あっさりそう言われた。
前後の席なので、前の席のカズが、椅子を横にして、顔だけ俺の方を向いていた。


「好きとか、言ってないのに?」


「バーカ。愛する二人に、言葉なんていらねぇんだよ。」


カズはそう言って笑った。カズが言うと…


「なんか胡散臭い。」


「ショウ、お前酷いな。」


カズは落ち込んだフリをした。


「言葉や、肩書きにこだわる俺は…変なのかな?」