君の瞳にカンパイ

「いや、指図じゃなく…忠告?」


「そんなのいらないっつーの、スリーサイズ教えろって言ってんの!」


態度、そして…口が悪い。
この人…二ノ宮華乃さんだよね?


「分かった!私が計ってやるよ!脱げっ!」


「はっ!?って、やめて―――――!!」


シャツに手をかけられて、ボタンを外される。
この人…本当に女!?凄い力!


「お嬢様!」


佐原さんの一言に、ビクッとする二ノ宮さん。


「やば…。せっかく大人しくしてたのに、本性出しちゃった。」


二ノ宮さんは舌を出して悪戯っぽく笑った。
可愛いけど…笑えない!


「もう!お嬢様ったら、前回と同じ事しないで下さい!」


…同じ事……?


「あ、あの…前回は、男の方が二ノ宮さんに襲い掛かったから中止になったんじゃ…」


「…あれは、嘘でございます。実際は、相手方の殿方が、スリーサイズを教えなかった為に…」


続きは、聞かなくても分かった。