君の瞳にカンパイ

今日は晴天。


イベントはいつも晴れの晴れ男。


名前は秋山祥平。
ごくフツーの高校一年生。


現在、次期生徒会長を目指して生徒会役員…ただの雑用をしている。


今日は年に一度の文化祭。食べ物や、ゲームが沢山あって瞳を輝かせていた。


「ったく。どうせなら女子と廻りたかったのにな〜。なんで男と一緒に行動しなきゃいけないんだ…。」


そう言うのは、小学校からの腐れ縁の成田和彦。
女の子が大好きで、あちらこちらにちょっかいを出しているらしい。


「この前、エミちゃん、ミホちゃん、カナちゃんが喧嘩したらしいじゃん?あれお前のせいだろ?」


「人聞きの悪い…皆ただのオトモダチなのに。」


「誤解されるよーな事したんだろ?今日は自粛して、俺で我慢しとけよ」


焼きトウモロコシを頬張って、カズを見る。


あ、カズってのは、和彦のこと。


「そうだね〜…。ま、ショウも可愛いからいっか?」


ショウ…俺の事。
カズは笑って俺の髪の毛をクシャクシャにした。