そして入り口の戸を急に開き、
拳銃を片手に持って
あからさまに警戒しながら
入念に右左を確認しだした。
それは別に
車の往来が激しい横断歩道を
渡りたいってな感じには
見えない。
なんかヤバいオバケでも
でるのだろうか?
「ねえ!ちょっと待ってよ
ハジメさん。
一旦落ち着いてって!
せっかくお姉ちゃんに
会えたのに
もうお別れなんて嫌だよ。
ほら、お饅頭でも食べて
もう一服しよ?」
私は今にもここから
走り出してしまいそうな
ハジメさんを
とにかく鎮めるために、
たまたま目についた
机の茶うけの饅頭を出して
食べようとした。
だけどそれを見たハジメさんと
お姉ちゃんと2人同時に
何故かバシッと
手をはたかれてしまった。
お姉ちゃんが教えてくれる。
「これは
食べないほうがいい。
こっちの世界のものを食べると
体が輪廻のための
準備にかかるの。
たちまち体が腐っていって
無くなっちゃうんだよ。
おかげでこっちの男は
ウジが湧いた男ばっか……
ってこれは
どーでもいい事だけど。
とにかくなつみは
ここにいつまでも居ちゃ
駄目なの。
ほら、見送ってあげるからさ」
姉は私の手を握ってきた。
だけど私はそれを振り払う。
姉は奥二重のまぶたを
はっきりと見せて、
少し困った顔で
今度は抱きしめてきた。
拳銃を片手に持って
あからさまに警戒しながら
入念に右左を確認しだした。
それは別に
車の往来が激しい横断歩道を
渡りたいってな感じには
見えない。
なんかヤバいオバケでも
でるのだろうか?
「ねえ!ちょっと待ってよ
ハジメさん。
一旦落ち着いてって!
せっかくお姉ちゃんに
会えたのに
もうお別れなんて嫌だよ。
ほら、お饅頭でも食べて
もう一服しよ?」
私は今にもここから
走り出してしまいそうな
ハジメさんを
とにかく鎮めるために、
たまたま目についた
机の茶うけの饅頭を出して
食べようとした。
だけどそれを見たハジメさんと
お姉ちゃんと2人同時に
何故かバシッと
手をはたかれてしまった。
お姉ちゃんが教えてくれる。
「これは
食べないほうがいい。
こっちの世界のものを食べると
体が輪廻のための
準備にかかるの。
たちまち体が腐っていって
無くなっちゃうんだよ。
おかげでこっちの男は
ウジが湧いた男ばっか……
ってこれは
どーでもいい事だけど。
とにかくなつみは
ここにいつまでも居ちゃ
駄目なの。
ほら、見送ってあげるからさ」
姉は私の手を握ってきた。
だけど私はそれを振り払う。
姉は奥二重のまぶたを
はっきりと見せて、
少し困った顔で
今度は抱きしめてきた。

