そのどすのきいた声を
聞きつけてか
台所にいたイワシさんや
大広間にいたサクヤ姫達も
ここへ集まってきた。
歩廊はいつの間にか
大騒ぎになっている。
ビデオカメラ持ってきてれば
カンヌで賞を
もらえるくらいのものが
撮れたかもしれない。
「ダイコクっ!
この者らは
わらわの友人じゃぞ!
貴様、よもや
手を出したわけじゃ
あるまいな!?」
サクヤ姫が顔に似合わず
腹に力の入った声で
怒鳴りつけた。
「やかましいぞ姫。
人と仲良くしてるお前とて
神として気が知れんわ。
うろん者はすっこんどれ」
「なんじゃと!?
神は人に思われて
初めて神を名乗れるもんじゃ!
貴様はただ天災のように
力で虐げている。
そこいらにいる
ただの物の怪と何も
変わらぬぞ!」
「それが神であって
神と呼ばれる由縁だろう。
くだらん戯言に
つき合ってられん。
なんならお前もこの場で
喰い殺してやろうか?」
「おお、面白いぞよダイコク!
貴様のような
虫ケラ、わらわが
ケチョんけちょちょんぐ――
んぐぐっ」
サクヤ姫がいきり立って
売り言葉に
買いつけようとしたところで
まわりにいたみんなに
抑えつけられた。
いくらなんでも所詮は
女の腕まくりというのが
明らかだからだろう。
刃向かうことは許されず、
何者にも妨げられない。
それがダイコクという
神なのかもしれない。
聞きつけてか
台所にいたイワシさんや
大広間にいたサクヤ姫達も
ここへ集まってきた。
歩廊はいつの間にか
大騒ぎになっている。
ビデオカメラ持ってきてれば
カンヌで賞を
もらえるくらいのものが
撮れたかもしれない。
「ダイコクっ!
この者らは
わらわの友人じゃぞ!
貴様、よもや
手を出したわけじゃ
あるまいな!?」
サクヤ姫が顔に似合わず
腹に力の入った声で
怒鳴りつけた。
「やかましいぞ姫。
人と仲良くしてるお前とて
神として気が知れんわ。
うろん者はすっこんどれ」
「なんじゃと!?
神は人に思われて
初めて神を名乗れるもんじゃ!
貴様はただ天災のように
力で虐げている。
そこいらにいる
ただの物の怪と何も
変わらぬぞ!」
「それが神であって
神と呼ばれる由縁だろう。
くだらん戯言に
つき合ってられん。
なんならお前もこの場で
喰い殺してやろうか?」
「おお、面白いぞよダイコク!
貴様のような
虫ケラ、わらわが
ケチョんけちょちょんぐ――
んぐぐっ」
サクヤ姫がいきり立って
売り言葉に
買いつけようとしたところで
まわりにいたみんなに
抑えつけられた。
いくらなんでも所詮は
女の腕まくりというのが
明らかだからだろう。
刃向かうことは許されず、
何者にも妨げられない。
それがダイコクという
神なのかもしれない。

