鼻をすすりながら
携帯をスライドさせて
多少オーバーな
リアクションを私は交えた。
大丈夫。今の私は
物わかりがいいんだ。
「死体消失の謎ってわけか。
ベッドの上で夢でも
見てるんじゃないかって
何度も思ったよ。
朝なんてヒステリー起こして
唐傘にミルクまで
ぶっかけちゃったし」
その時に携帯を持ってる手が
ちぎれてしまうんじゃ
ないかってくらい
冷たくてかじかんでいる事に
気がついた。
肌を刺すように寒くて
耳も痛い。
……そういえば今この舟は
星に手が届きそうなほどの
標高を遊覧しているんだっけ。
いや、舟だから海抜のほうが
いいかな?
これでは船倉は天然の冷凍庫に
なってるだろう。
さきほどの光景は
凍ってしまった人の体を
解凍していたのか、
それともただ
汚れを落としていたのか。
なんにせよあまり
思い出したくはないが。
「つまり人間を食べるために
神様はメールを使った。
携帯、スマホ、PC。
神様まで使う時代に
なってるなんて恐れ入ったな。
それでまんまと釣られた私は
あの船倉に夕方に起きるまで
放り込まれていた……か。
……でも私はきっとまだ
生き返ってないね」
携帯をスライドさせて
多少オーバーな
リアクションを私は交えた。
大丈夫。今の私は
物わかりがいいんだ。
「死体消失の謎ってわけか。
ベッドの上で夢でも
見てるんじゃないかって
何度も思ったよ。
朝なんてヒステリー起こして
唐傘にミルクまで
ぶっかけちゃったし」
その時に携帯を持ってる手が
ちぎれてしまうんじゃ
ないかってくらい
冷たくてかじかんでいる事に
気がついた。
肌を刺すように寒くて
耳も痛い。
……そういえば今この舟は
星に手が届きそうなほどの
標高を遊覧しているんだっけ。
いや、舟だから海抜のほうが
いいかな?
これでは船倉は天然の冷凍庫に
なってるだろう。
さきほどの光景は
凍ってしまった人の体を
解凍していたのか、
それともただ
汚れを落としていたのか。
なんにせよあまり
思い出したくはないが。
「つまり人間を食べるために
神様はメールを使った。
携帯、スマホ、PC。
神様まで使う時代に
なってるなんて恐れ入ったな。
それでまんまと釣られた私は
あの船倉に夕方に起きるまで
放り込まれていた……か。
……でも私はきっとまだ
生き返ってないね」

