『親父…みんなと未来を…よろしく…』
カチッ―…
[ログアウト]
みんなの身体が柔らかい光に包まれ現実世界へと送り返されていく。
『なっ―…そんな馬鹿な…』
上機嫌で研究室を物色していた隊長がログアウトしたことに気づき血相を変えてパソコンに駆け寄ってくる。
俺はみんなが現実世界に送り返されていく姿を見届けると慌てふためく隊長に追い討ちをかける。
『残念だけど、あんたは俺と一緒に死ぬんだよ。』
『!?』
ピピーッ…ピピーッ…
ドォォォォン―…
爆発音がなり本館の5階から上が粉々に吹き飛んでいく―…
がれきと一緒に投げ出された俺は10階の高さから地面に叩きつけられた。
