『俺があっちに行った時より遥かに増えたな…』 呟きながらも時間がないことを思い出し春斗は走り出した。 たびたび機械の影に隠れては様子を伺う。 階段入り口付近に研究者が2人。 監視用ロボットが5台… 春斗はいつものように銃を取り出そうとするが…銃はない。 今思えば服装も変わっていて彩花からの手紙もない。 『現実…世界…か…』 やっと現実世界に帰ってきた実感がわき始める。 『銃がないのは不便だな……』 春斗は考えこむといつものクセでタバコを吸おうとポケットに手をのばした。